■脱毛メニュー:痛みは我慢出来ないほどではないブログ:2017/11/07
ある日会社で見せられた禁煙ビデオで、
わたくしは少なからずショックを受けた。
そこにはタバコを吸っている者と、
そうでない者の肺の中が大写しにされていた。
当時、わたくしは一日に一箱吸う喫煙者であった。
タバコを吸っていない者の肺はきれいな色をしていたが、
吸っている者の肺は黒いタールがびっしりへばりついていた。
それを見たわたくしは
「自分の肺もあんなになっているのか」と思うと、
ぞっとした。
数年前から嫁にはタバコをやめるよう、
しつこく言われているのにもかかわらず
無視して吸い続けていた。
肺がんで苦しんでいる人の映像まで見せられて、
わたくしはついにタバコをやめようと決心をした。
しかし、一気にやめることはできなかった。
そこで徐々に一日の本数を減らしていくことにした。
最初は5本減らし、一日15本にした。
これはなんとかいけた。
半月後には10本にした。
このあたりからかなり苦しくなってきた。
ガムでクチをまぎらわしながら耐えた。
ひと月後には一日5本にした。
ここからは本当に苦しいニコチンとの闘いであった。
一日5本が8本になることもあった。
つらい一進一退が続く…
そのとき、わたくしはこの剣が峰を乗り越えるには、
あのビデオの力をもう一度借りねばと思った。
会社からビデオを借りてきて再び見た。
ニコチンに負けそうになっていたわたくしに、
それは喝を入れてくれた。
ついにわたくしは二ヶ月後に禁煙に成功した。
これをきっかけに、
近くに住んでいるむすめ夫婦にも禁煙をさせようと思った。
娘夫婦にも例のビデオを見せた。
ビデオを見終わると、
2人とも少しショックを受けた表情をしていた。
むすめ夫婦もタバコと縁を切ることができた。